ESTメールマガジン 第48号(2010.7.26)

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ESTメールマガジン 第48号(2010.7.26)
発行:環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会事務局
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□主な内容
【募集中!第2回EST交通環境大賞】
 EST普及推進委員会と交通エコモ財団は、地域の優れた交通環境対策の取組みを表彰する第2回EST交通環境大賞の募集を開始しました。自治体、企業、市民団体等による自薦、有識者による他薦をお待ちしています。応募期間:7月15日〜10月29日

【新潟・福岡・京都でEST創発セミナーを開催します】
 過去3年間開催してきたEST創発セミナーを、今年度も北陸信越(新潟)、九州(福岡)、近畿(京都)で開催します。

□目次

1.寄稿(1)「環境的に持続可能な交通を目指して」(第48回)
●LRTの導入とコンパクトシティーの街づくり
                          【盛岡にLRTを走らせ隊 隊長 戸舘弘幸】
2.寄稿(2)「地方から全国に向けた情報発信!」(第48回)
●公用車の電気自動車を一般にカーシェアリング
               【千代田区環境安全部 副参事 計画推進担当 笛木哲也】
3.ニュース/トピック
●第2回EST交通環境大賞を募集開始!【EST普及推進委員会、交通エコロジー・モビリティ財団】
●第7回エコプロダクツ大賞募集開始【エコプロダクツ大賞推進協議会】
●環境性能の優れた次世代合成燃料を使用したバスの実証運行を実施します〜次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクトの一環として〜【国土交通省】
●排出量公表制度による2008年度温室効果ガス排出量の集計結果発表【環境省】
●「地下鉄一元化の推進」に関する国への提案要求について【東京都】
●産学官連携によるバイク(自転車)シェアリングの社会実験について【藤沢市】
●太陽光発電によるEV・PHV充電施設を一般開放します【豊田市】
●全自動無人運転車両(APM)108両(18編成)を一括で受注 新交通ゆりかもめ向け【三菱重工業株式会社】
●マツダレンタカー、福岡市と電気自動車のカーシェアリング事業を実施【マツダレンタカー、福岡市】
4.イベント情報
●北陸信越EST創発セミナー【2010/8/31】
●九州EST創発セミナー【2010/9/10】
●「モビリティウィーク・カーフリーデー」パネル展【2010/7/29-9/30】
●第5回 日本モビリティ・マネジメント会議【2010/7/30】
●第2回土木と学校教育フォーラム【2010/8/6】
●モビリティウィーク&カーフリーデー2010【2010/9/16-9/22】
5.その他
●グリーン経営認証取得による効果の検討結果を公表しています。
●エコ通勤優良事業所を認証登録しています!
●エコドライブを推進しています!
●交通・観光カーボンオフセット支援システムの利用申請を受付中!
●記事募集中!

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1.寄稿(1)「環境的に持続可能な交通を目指して」(第48回)
●LRTの導入とコンパクトシティーの街づくり
【盛岡にLRTを走らせ隊 隊長 戸舘弘幸】
 私たちは、LRTの導入を切り口として、盛岡の街づくりと都市交通のあり方を学び、議論し、行政や広く市民に提言することを目的として活動している市民グループです。
盛岡は、城下町の風情、情緒、歴史ある建物が随所に残っていて、豊かな自然が街なかにある美しい街です。しかし、これまで自動車中心の街づくりが進められ、都市機能が拡散し、中心市街地が衰退しています。街なかはクルマが溢れ、主要公共交通機関であるバスも強烈な排ガス臭をまき散らしながら走っています。
 私たちは、盛岡がもっと魅力のある街になり、環境的にも持続可能な都市であり続けるために、中心市街地にしっかりとした公共交通軸を形成し、そこに都市機能を集約(コンパクトシティー化)することによって市民や観光客を含めた市外客の利便性を高め、それによって交流人口が増加し、都市機能が集積されていくといったような都市の成長サイクルをつくる必要があると考えています。
 幸いにして、欧米の諸都市や、日本において先進的な取組をしている富山市が、LRTの導入を街づくりの基軸に据え、都市交通戦略の取組を進め、大きな成果をあげています。
 私たちは、盛岡も、[1]子ども・高齢者・障がい者などにもやさしい"やさしさ先進都市"[2]市民も市外からのお客様も快適に楽しく交流できる"観光交流先進都市"[3]都市環境にも地球環境にもやさしい"環境先進都市"を目指すべきだと考えています。しかし、街なかにLRTを通すためには、道路空間を割り当てるための市民合意の形成や、初期投資の捻出、採算性の確保など、多くの課題があります。
 私たちは、これらの課題解決に向かう最初のステップとして、多くの市民にLRTを知ってもらい、街づくりの議論に参画してもらうべく、交通問題を考えるワークショップやシンポジウム、公開討論会を主催するなどしています。参加された市民の方々からの応援の声に後押しされながら、市民レベルからの意識の共有や運動の押上げを図っていきたいと考えています。--------------------------------------------------------------------

2.寄稿(2)「地方から全国に向けた情報発信!」(第48回)
●公用車の電気自動車を一般にカーシェアリング
  —区が使用していないとき、区民等が電気自動車を活用—
               【千代田区環境安全部 副参事 計画推進担当 笛木哲也】
 千代田区では、地球温暖化対策の交通施策の一環として、区が導入した電気自動車を区の業務で使用しない時間に、区民・事業者に利用していただくカーシェアリングを実施しています。利用時間は、区が公用として利用しない時間帯で、平日は夜18時から翌朝8時まで、土・日・祭日は終日となっています。このカーシェアリング事業は、既に区内でカーシェアリング事業を実施しているカーシェアリングジャパン(株)との提携により実現しました。
 電気自動車については価格が高額なことや充電設備の整備について課題があり、普及途上にあります。今年度からは、一般ユーザー向けの販売が開始されましたが、本格的に市場に出回るまでは乗る機会が少ない状況です。
 区は、この電気自動車のカーシェアリングを多くの皆さんに体験してもらい、電気自動車の導入や自動車の計画的利用を考える契機となることを期待しています。
【カーシェアリング概要】
貸出車種:軽自動車三菱iMiEV(アイ・ミーブ) 1台
   貸出場所:旧千代田区役所(千代田区九段南1-6-11)充電器設置
   利用料金:月額基本料980円〜、400円/30分、7円/km
   入会金:4,980円(区民および区内に商業・法人登記がある事業所は無料)
   申込み: カーシェアリング・ジャパン株式会社
電話:0120-292-105 ホームページ:http://www.careco.jp
   問合せ:千代田区環境安全部 環境・温暖化対策課 電話:03−5211-4253
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3.ニュース/トピック
●第2回EST交通環境大賞を募集開始!【EST普及推進委員会、交通エコロジー・モビリティ財団】
 EST普及推進委員会 及び 交通エコモ財団は、地域の交通環境対策に関する取組み事例を発掘し、優れた取組みの功績や努力を表彰するとともに、その取組みを広く紹介し、普及を図るために、EST交通環境大賞を昨年度に創設し、今年度も引き続き実施します。応募期間は7月15日(木)〜10月29日(金)で、全国各地で交通環境対策に取り組まれている自治体、企業、市民団体等の皆様のご応募を期待しています。
http://www.estfukyu.jp/kotsukankyotaisho2010.html

●第7回エコプロダクツ大賞募集開始【エコプロダクツ大賞推進協議会】
 エコプロダクツ大賞推進協議会は、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰する「第7回エコプロダクツ大賞」を実施します。 第7回エコプロダクツ大賞は7月6日(火)から9月3日(金)までの期間において募集を行い、予備選考を経た後、有識者等による審査委員会において受賞作を決定し、11月中旬に結果を発表します。
http://www.gef.or.jp/ecoproducts/7th_bosyu.htm

●環境性能の優れた次世代合成燃料を使用したバスの実証運行を実施します〜次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクトの一環として〜【国土交通省】
 国土交通省では、革新的技術を投入し、環境性能を大幅に向上させた次世代の低公害トラック・バスの開発・実用化を進めるため、独立行政法人交通安全環境研究所を中核的研究機関として産学官の連携により「次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクト」を実施しています。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000044.html

●排出量公表制度による2008年度温室効果ガス排出量の集計結果発表【環境省】
 環境省は、地球温暖化対策推進法の排出量公表制度により2008年度温室効果ガス排出量の集計結果を6月18日に発表し、7月22日に修正しました。報告を行った事業所数は、特定事業所排出者が14,842事業所、特定輸送排出者が1,425 事業者で、日本の2008年度排出量(確定値)約12億8,200万tCO2の約5割に相当します。不況の影響で排出量自体は、直接、間接排出量ともに前年より約6%減っていますが、日本の排出の多くが、ごく限られた排出事業者で占められていることが改めて示されました。
http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/kouhyo/index.html

●「地下鉄一元化の推進」に関する国への提案要求について【東京都】
 東京都は、利用者の利便性向上と地下鉄ネットワークの充実のため、東京メトロと都営地下鉄の一元化の実現に向け、積極的に協力すること、また、このための協議の場を設置することを、国の関係省庁に対して提案要求活動を行っていくと発表しました。http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/06/20k6t400.htm

●産学官連携によるバイク(自転車)シェアリングの社会実験について【藤沢市】
 藤沢市は、地域で育った技術と大学の技術や分析力を活かし、地域経済・商業の活性化や環境問題等に対する「バイクシェアリング」の有効性について検証するために、日本で初めて産学官の連携により社会実験を行います。2010年9月1日から実施し、バイクシェアリングの有効性の検証を行い、実用化に向けたネットワークシステムを再編したいと考えています。
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/press/page100354.shtml

●太陽光発電によるEV・PHV充電施設を一般開放します【豊田市】
 豊田市が平成22年3月に本格導入した、プラグインハイブリッド車(20台)と太陽光発電システム(21基)の導入効果をまとめ、充電施設の有効活用を図るため、7月1日から一般開放します。
http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1212914_7011.html

●全自動無人運転車両(APM)108両(18編成)を一括で受注 新交通ゆりかもめ向け【三菱重工業株式会社】
 三菱重工業は、株式会社ゆりかもめから東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)向けの全自動無人運転車両(APM)108両(18編成)を一括で受注しました。アルミ合金製車体を採用して、臨海副都心のシンボルにふさわしい高い環境性を配慮した次世代型車両で、同社が100両超の車両を一括受注するのは今回が初めてです。既存車両の更新用として2013年度から順次納入し、営業運転される計画です。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1006104953.htmll

●マツダレンタカー、福岡市と電気自動車のカーシェアリング事業を実施【マツダレンタカー、福岡市】
 市庁用車を活用したEVカーシェアリング事業は、福岡市が平日業務で使用している電気自動車を、業務に使用していない土日祝日に福岡市民の皆さまに無料で貸し出しをするという取り組みです。マツダレンタカーと福岡市は、電気自動車の普及促進を図るため、多くの福岡市民に電気自動車の加速の良さや静かさなどを実感していただくことを目的とし、カーシェアリング事業を実施します。
http://www.mazda-rentacar.co.jp/www/contents/0000000000000/1277464609331/

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4.イベント情報
●北陸信越EST創発セミナー
 日時:平成22年8月31日(火)13:00〜15:55
 場所:東急イン「春日の間」
 主催:北陸信越運輸局、EST普及推進委員会、交通エコロジー・モビリティ財団
 http://www.estfukyu.jp/sohatsu11.html

●九州EST創発セミナー
 日時:平成22年9月10日(金)13:30〜16:30
 場所:A.R.Kビル2階「会議室B」
 主催:九州運輸局、EST普及推進委員会、交通エコロジー・モビリティ財団
 http://www.estfukyu.jp/sohatsu12.html

●「モビリティウィーク・カーフリーデー」パネル展
 日時:2010年7月29日(木)〜9月30日(木・夕方まで)
 場所:主婦会館プラザエフ1階ロビー
 主催:カーフリーデージャパン、横浜カーフリーデー実行委員会
 http://www.cfdjapan.org/index.html
 http://www.plaza-f.or.jp/access_index.html

●第5回 日本モビリティ・マネジメント会議
 日時:2010年7月30日(金)、31日(土)
 場所:広島県福山市 まなびの館ローズコム
 主催:(社)日本モビリティ・マネジメント会議
 http://www.jcomm.or.jp/

●第2回土木と学校教育フォーラム
 日時:2010年8月6日(金)9:15-17:30
 場所:土木学会 講堂、A,B,C,D会議室
 主催:土木学会、共催:交通エコロジー・モビリティ財団
 http://committees.jsce.or.jp/education04/node/16

●モビリティウィーク&カーフリーデー2010
 日時:2010年9月16日(水)〜22日(火)
 場所:各地
 主催:カーフリーデージャパン
 http://www.cfdjapan.org/index.html

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5.その他
●グリーン経営認証取得による効果の検討結果を公表しています。
 http://www.ecomo.or.jp/environment/greenmanagement/press20100622.html

●エコ通勤優良事業所を認証登録しています!
エコ通勤に関する意識が高く、取組を自主的かつ積極的に推進している事業所や自治体を、優良事業所として認証し登録しています。
  平成22年6月末登録数 : 261事業所
http://www.ecomo.or.jp/environment/ecommuters/ecommuters_top.html

●エコドライブを推進しています!
交通エコモ財団認定団体でのエコドライブ講習受講実績累計は、平成22年6月末現在、トラック・バス63,831名、乗用車2,798名です。
http://www.ecomo.or.jp/environment/ecodrive/ecodrive_top.html

●交通・観光カーボンオフセット支援システムの利用申請を受付中!
本システムは、交通・観光事業者による自社商品・サービスへのカーボンオフセットの導入を支援するために交通エコモ財団が提供するサービスで、WEBシステムを通じて排出量の算定やクレジットの購入・管理などをしやすくするものです。
http://www.ecomo.or.jp/environment/carbon_offset/carbonoffset_system.html

●記事募集中!
本メールマガジンへの掲載記事を募集中です。EST、または「交通と環境」に関連する取組みや話題、催し物の案内等を事務局までお寄せください。
→ E-mail:magazine@ecomo.or.jp(担当:市丸)
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 発行:環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会事務局
     (交通エコロジー・モビリティ財団)
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