ESTメールマガジン 第50号(2010.9.27)

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ESTメールマガジン 第50号(2010.9.27)
発行:環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会事務局
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□主な内容
【第2回EST交通環境大賞への応募を受付中!】
 EST普及推進委員会では、10/29(金)まで第2回EST交通環境大賞への応募を受け付けています。皆様のご応募お待ちしています。

【近畿EST創発セミナー(京都)の参加者募集!】
 11/10(水)にキャンパスプラザ京都で開催する近畿EST創発セミナー(京都)の参加者募集を開始しました。

□目次

1.寄稿(1)「環境的に持続可能な交通を目指して」(第50回)
●「NPO法人青森ITSクラブの取組みについて」
               【NPO法人青森ITSクラブ 常務理事・事務局長 葛西章史】
2.寄稿(2)「地方から全国に向けた情報発信!」(第50回)
●「低炭素地域づくり面的対策推進事業について」
                      【北海道礼文郡礼文町 産業課 主査 三浦辰三】
3.ニュース/トピック
●自転車通行環境整備モデル地区の整備状況について【国土交通省、警察庁】
●「平成22年度 全国都市交通特性調査」を実施します〜全国の都市・町村の交通に関する調査〜【国土交通省】
●EV・PHVタウン、第二期追加募集が始まります!【経済産業省】
●守谷市内一斉ノーマイカーウイークの実施について【守谷市】
●コミュニティサイクルの社会実験を実施します【さいたま市】
●三菱重工業株式会社と京都市による「EVバス実証実験」及び「次世代EV京都プロジェクト」協定調印について【京都市・三菱重工業】
●アドバイザー制度の開始について【運輸政策研究機構】
●交通・観光カーボンオフセットアイデア事例集【冊子版】を発行【交通エコロジー・モビリティ財団】
4.イベント情報
●地方鉄軌道の活性化・再生に関するセミナー【2010/9/29】
●交通・観光カーボンオフセット支援システム説明会(東京)【2010/10/1】
●日本交通学会 2010年第69回研究報告会【2010/10/2,3】
●バスフェスタ2010 in YOKOHAMA【2010/10/3】
●バスマップサミット 第8回 東京大会【2010/10/30,31】
●第4回LRT国際ワークショップ2010−人と環境にやさしい交通システムとまちづくり in 沖縄−【2010/11/7〜9】
●交通・観光カーボンオフセット支援システム説明会(広島)【2010/11/9】
●近畿EST創発セミナー【2010/11/10】
●第5回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 岡山【2010/11/27,28】
5.その他
●第2回EST交通環境大賞への応募受付中!
●交通・観光カーボンオフセットモデル事業 第2次募集中!
●モビリティ・マネジメント教育(交通環境学習)学校支援制度 第2次募集中!
●グリーン経営認証取得による効果の検討結果を公表しています!
●エコ通勤優良事業所を認証登録しています!
●エコドライブ講習を認定し、受講者に修了証を発行しています!
●記事募集中!

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1.寄稿(1)「環境的に持続可能な交通を目指して」(第50回)
●「NPO法人青森ITSクラブの取組みについて」
               【NPO法人青森ITSクラブ 常務理事・事務局長 葛西章史】
 青森ITSクラブでは、ITの進歩のスピードへのキャッチアップ、縦割りの行政組織の弊害、官民との連携の必要性といった諸課題をクリアする手法として、NPOという主体に着目したITS推進を全国に提案しています。地域の多数の当事者間を有機的に結び付け、全体の利益のために事業を展開する主体として有力なのがNPOです。ITSのような幅広い行政分野にまたがり、民間の技術力を活用するなど、多くの関係者の連携が必要なテーマについては、NPOを推進母体とすることが有効であると考えます。NPOが行政や地域の企業と連携して、地域の情報化や公共サービスの担い手となることにより、これまで行政主導で進められるのが当然であった地域社会のデザインが住民の手によって進められることとなります。
 また、ITSの導入には行政機関の縦割りを超えた連携も不可欠であり、ITS導入はまさに「新しい公共」の創造と新しい社会システムの実現にもつながるものと考えます。公共交通機関である路線バスの現状は、モータリゼーションの進展や少子高齢化等の社会情勢の変化により、バスの乗降客数が減少し、バス事業の採算性等から特に地方都市における存続が危ぶまれています。環境にやさしい路線バスを持続可能な交通手段にしていくために、青森ITSクラブではバス事業者と連携し、携帯電話向けのバス時刻表を提供しています。現在、青森市営バス・弘南バス・南部バス・JRバス東北のバス時刻表を提供しており、住民に喜ばれています。--------------------------------------------------------------------

2.寄稿(2)「地方から全国に向けた情報発信!」(第50回)
●「低炭素地域づくり面的対策推進事業について」
                      【北海道礼文郡礼文町 産業課 主査 三浦辰三】
 礼文町は、稚内市沿岸の西方60kmの日本海上に位置する日本最北の島であり、面積81.33m2を有していて、礼文島一島で一町をなし、利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、夏季には約300種の高山植物が咲き誇る"花の浮島"とも称される自然環境豊かな地域です。一方で、近年、降雪量が減少し高山植物の開花時期が変動するなど、地球温暖化の影響が懸念されています。
 離島である礼文町は、稚内や利尻島とカーフェリーで結ばれており、観光シーズンには自家用車やレンタカーなどを利用した観光客が多く、また、町民の移動手段は自家用車への依存が大きい状況から、これらの自動車利用に伴うCO2排出が島の自然環境に大きな影響を与えていると予想されます。
 このような状況を踏まえ、礼文町が抱えている課題を温暖化に直結する問題として捉え、地球温暖化防止に向けて必要な低炭素地域づくりに取り組む端緒として、本町の特性を踏まえたCO2排出削減量の方策とその効果等について、必要な調査及び実証実験を行うことを目的として事業を推進しています。
 今後は、観光客の自動車利用を抑制する方策として、エコシャトルバス運行事業の促進、及び町民の日常生活における自動車利用の依存度を低減する方策として、交流促進型デマンド交通事業を推進し、この二つを低炭素地域づくり計画に位置付け、CO2削減に取り組み、いつまでも自然環境豊かな最北の"花の浮島"であることを目指します。
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3.ニュース/トピック
●自転車通行環境整備モデル地区の整備状況について【国土交通省、警察庁】
 国土交通省と警察庁では、今後の自転車通行環境整備の模範となる事業を実施することにより整備上の課題と対策を検証し、自転車通行環境整備の戦略的展開を図ることを目的として、平成20年1月に全国98地区を「自転車通行環境整備モデル地区」に指定しました。モデル地区では、道路管理者と都道府県警察が連携して自転車道、自転車専用通行帯等の整備を推進してきました。今般、モデル地区における自転車走行空間の整備状況をとりまとめましたので、お知らせいたします。
https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000134.html

●「平成22年度 全国都市交通特性調査」を実施します〜全国の都市・町村の交通に関する調査〜【国土交通省】
 国土交通省では、平成22年10月から11月にかけて、全国から選定された都市及び町村にお住まいの約21万世帯を対象に、人の動きについて調べる「全国都市交通特性調査」を実施致します。全国都市交通特性調査の結果は、将来のまちづくりや都市交通政策などを検討するための大切な基礎資料となります。
http://www.mlit.go.jp/report/press/city07_hh_000035.html

●EV・PHVタウン、第二期追加募集が始まります!【経済産業省】
 「EV・PHVタウン構想」は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の本格普及に向けた実証実験のためのモデル事業です。経済産業省は、平成21年3月にEV・PHVタウンとして既に選定した8自治体に加え、今般、EV・PHVの普及を目指して先駆的に取り組む自治体を追加募集・選定することで、我が国におけるEV・PHVの本格普及に向けたモデルの拡大を図ります。
http://www.meti.go.jp/topic/data/100827evphv2ndbo.html

●守谷市内一斉ノーマイカーウイークの実施について【守谷市】
 今年度、守谷市では守谷市地域省エネルギー実行計画に基づき、市内一斉ノーマイカーウイークを実施します。ノーマイカーウイークとは、二酸化炭素排出量削減や地球温暖化防止を目的として、マイカー利用を自粛する取り組みです。期間中は、コミュニティバスのモコバスの運賃を無料にするなど、市民・企業・行政が一体となり、環境にやさしいまちを目指して取り組みたいと考えています。
http://www.city.moriya.ibaraki.jp/section/0210/nomycarweek/

●コミュニティサイクルの社会実験を実施します【さいたま市】
 さいたま市では、「さいたまSMARTプラン(総合都市交通体系マスタープラン)」において「自動車に過度に依存しない交通体系の実現」に向けた取組みの一環として自転車利用の促進を検討しています。この度、(財)日本自転車普及協会との共同事業により、コミュニティサイクルの社会実験を実施します。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1282287207368/index.html

●三菱重工業株式会社と京都市による「EVバス実証実験」及び「次世代EV京都プロジェクト」協定調印について【京都市・三菱重工業】
 京都市は、環境モデル都市として低炭素社会を目指し、「歩くまち・京都」の実現と、電気自動車(EV)等、次世代自動車への転換、普及を進めています。このような中、京都市が平成22年度国土交通省「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に選定され、平成23年2月頃に京都市と三菱重工業が共同して、EVバス運行に関する実証実験を行います。
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000088270.html

●アドバイザー制度の開始について【運輸政策研究機構】
 運輸政策研究機構は、地域における公共交通活性化等の取組を支援するため、市町村等の地域交通のご担当に対し適切に助言等を行うことができるアドバイザー(交通専門の学識者等)をリストアップしました。自治体のご担当におかれましては、各アドバイザーの得意分野等をご確認の上、お気軽にアドバイザーにご連絡下さい。
http://ipt.jterc.or.jp/koukyou_shien/advisor/index.html

●交通・観光カーボンオフセットアイデア事例集【冊子版】を発行【交通エコロジー・モビリティ財団】
 交通エコロジー・モビリティ財団はこの度、「交通・観光カーボンオフセットアイデア事例集」を発行しました。これは、交通・観光カーボンオフセット支援システムを用いて事業者の方々がカーボンオフセットに取り組む際に、どのような取り組み方がありうるのかを、対象10業種それぞれについて2〜3件の事例で示したものです。さらに、各事例について、導入に際しての留意点等も記載しています。本事例集が、これからカーボンオフセットに取り組まれる交通・観光事業者の方々のご検討の一助になることを願っています。
http://www.ecomo.or.jp/environment/carbon_offset/carbonoffset_idea.html

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4.イベント情報

●地方鉄軌道の活性化・再生に関するセミナー
 日時:2010年9月29日(水) 13:30〜17:50
 場所:(財)運輸政策研究機構 2階大会議室
 主催:(財)運輸政策研究機構
 http://ipt.jterc.or.jp/koukyou_shien/

●交通・観光カーボンオフセット支援システム説明会(東京)
 日時:2010年10 月1 日(金) 13:30〜16:00
 場所:ルポール麹町 3 階ガーネット
 主催:交通エコロジー・モビリティ財団
 http://www.ecomo.or.jp/environment/carbon_offset/carbonoffset_system.html

●日本交通学会 2010年第69回研究報告会
 日時:2010年10 月2日(土)〜10月3日(日)
 場所:東洋大学白山第2キャンパス
 主催:日本交通学会
 http://gakkai.itej.or.jp/houkokukai.html

●バスフェスタ2010 in YOKOHAMA
 日時:2010年10月3日(日)11:00〜17:00
 場所:パシフィコ横浜・展示ホールC
 主催:社団法人日本バス協会
 http://www.bus.or.jp/2010/index.html
 
●バスマップサミット 第8回 東京大会
 日時:2010年10月30日(土)〜31日(日)
 場所:杉並区産業商工会館
 主催:バスマップサミット東京大会実行委員会
 http://www.busmap2010.org/index.html

●第4回 LRT国際ワークショップ2010−人と環境にやさしい交通システムとまちづくり in 沖縄−
 日時:2010年11月7 日(日)〜11月9日(火)
 場所:沖縄県 産業支援センター、沖縄コンベンションセンター
 主催:第4回LRT国際ワークショップ実行委員会、財団法人 鉄道総合技術研究所、
     独立行政法人 交通安全環境研究所
 http://www.ntsel.go.jp/LRT_WS/LRT_WS2010.htm

●交通・観光カーボンオフセット支援システム説明会(広島)
 日時:2010年11 月9 日(火) 14:30〜16:30
 場所:メルパルク広島 5F 桜
 主催:交通エコロジー・モビリティ財団
 http://www.ecomo.or.jp/environment/carbon_offset/carbonoffset_system.html

●近畿EST創発セミナー
 日時:平成22年11月10日(水)13:30〜16:30
 場所:キャンパスプラザ京都2F「ホール」
 主催: 近畿運輸局、EST普及推進委員会、交通エコロジー・モビリティ財団
 http://www.estfukyu.jp/sohatsu13.html

●第5回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 岡山
 日時:2010年11月27 日(土)、28日(日)
 場所:岡山大学創立五十周年記念館
 主催:「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」実行委員会
 http://wiki.livedoor.jp/racda_okayama/
 http://www.yasashii-transport.net/5thoubo.html

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5.その他
●第2回EST交通環境大賞への応募受付中!(〜10/29まで)
http://www.estfukyu.jp/kotsukankyotaisho2010.html

●交通・観光カーボンオフセットモデル事業 第2次募集中!(〜10/29まで)
http://www.ecomo.or.jp/environment/carbon_offset/20100805.html

●モビリティ・マネジメント教育(交通環境学習)学校支援制度 第2次募集中!(〜9/30まで)
http://www.ecomo.or.jp/general/newsrelease/20100825.html

●グリーン経営認証取得による効果の検討結果を公表しています!
 http://www.ecomo.or.jp/environment/greenmanagement/press20100622.html

●エコ通勤優良事業所を認証登録しています!
http://www.ecomo.or.jp/environment/ecommuters/ecommuters_top.html

●エコドライブ講習を認定し、受講者に修了証を発行しています!
http://www.ecomo.or.jp/environment/ecodrive/ecodrive_top.html
 
●記事募集中!
本メールマガジンへの掲載記事を募集中です。EST、または「交通と環境」に関連する取組みや話題、催し物の案内等を事務局までお寄せください。
→ E-mail:magazine@ecomo.or.jp(担当:市丸)
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