アマゾンのホールフーズ買収を連邦取引委員会が承認 月曜日に買収完了 すぐ値下げへ

アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)のホールフーズ買収が連邦取引委員会(FTC)から承認されました。これにより来週月曜日にもこの買収が完了する見込みとなりました。

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アマゾンは直ちにホールフーズで主要な商品の値下げに踏み切ると発表しました。これを受けてライバルのクローガー(ティッカーシンボル:KR -8%)などの小売店株が売られています。

ゆくゆくアマゾンは「アマゾン・プライム」のメンバーがホールフーズで買い物したとき、自動的にディスカウントや店内での特別待遇を受けられるよう、POS端末の統合を行う予定です。

さらに「アマゾン・プライム」メンバーはホールフーズで買い物するとポイントを貯めることが出来るようにします。

なお、上記のようなポイント・システムは特に珍しくない点を付け加えておきます。すでに米国の小売店の過半数は何らかの自社、あるいはグループ・ポイント・システムに参加しており、得意客の囲い込みを行っています。

ただホールフーズがアマゾン傘下に入ることでグローサリーのビジネスからヘルシーな利益を上げる必要は無くなる(=アマゾンは薄利で知られています)ため、ホールフーズが大胆な値下げ攻勢をかけてくることをライバル・スーパーは警戒しているわけです。

さらにホールフーズの売上の19%はデリカテッセンであり、特に女性客はホールフーズをレストラン代わりに利用し、昼食をホールフーズで済ませるというようなことが増えています。

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このことはカジュアル・レストランなど、スーパーとは直接関係ないビジネスもアマゾン/ホールフーズに顧客を奪われるリスクがさらに高まることを意味します。

要するにアマゾンがホールフーズ買収で目指していることは、ネット通販で買った品物の受け取り、食事、食料品の買い物、ちょっとした休憩など、お出かけ先での日常生活の拠点となることです。


from Market Hack http://markethack.net/archives/52053442.html
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