
ファーウェイは、ミドルレンジのSIMフリースマホ「nova lite 3」を発表しました。発売は2月1日を予定。IIJmioやmineo、楽天モバイルなど、MVNOを通じて販売されます。市場想定価格は2万6800円です。 2月1日に発売されるミドルレンジスマホの「nova lite 3」 同製品は、"しずく型ノッチ"の6.21インチディスプレイを搭載した端末。この形状のお陰で画面占有率が先代より上がり、89%にまでなったといいます。デザインは、昨年発売された「nova 3」と見間違えてしまいそうなほど。nova 3はハイエンド寄りの端末だったため、近いテイストのデザインで価格が安いというお得感があります。 ▲インカメラギリギリの"しずく型ノッチが特徴 実際に両端末を比べてみると、ぱっと見ではほとんど違いが分かりませんでした。細かく見ていくと、充電端子がType-BのmicroUSBだったり、本体に光を当てたときに縦のラインが入らなかったりと、コストダウンの跡は見え隠れしますが、高級感は満点。ミドルレンジながら、どことなくハイエンドモデルの風格を備えているといえそうです。 ▲nova 3(上)とnova lite 3(下)。背面のデザインはそっくり ▲USBがmicroUSBなど、コストダウンの跡も サイズ感もほぼ同じで、背面がラウンドしているため、手にフィットしやすいのが特徴。6.21インチと画面サイズが大きい割に、持ちやすい印象がありました。決してコンパクトではありませんが、筆者の所有しているP20 Proともサイズ感が近いこもとあり、持ちやすいと感じました。 チップセットは12nmのKirin 710で、パフォーマンスについてはハイエンドモデルには及びません。ただし、GPUの処理能力を上げるGPU Turboには対応。3Dグラフィックスをフル活用したゲームなどには向かないかもしれませんが、実機を操作する限り、"遅い"と感じるようなことはありませんでした。 ▲チップセットはKirin 710を搭載 nova 3と同様、アウトカメラはデュアルで、同社が「AI Camera」と呼ぶシーン認識機能を搭載しています。PシリーズやMateシリーズのようなライカブランドは冠していませんが、ポートレートモードにも対応しており画質もまずまず。暗い場所に特化した「夜景モード」も搭載しています。実際に、それぞれのモードで撮影された写真の作例は以下のとおりです。 ▲ケーキ ▲花 ▲ポートレートモード ▲なぜかパンダや自転車も認識 ▲夜景モード ただ、当たり前のことではありますが、フラッグシップモデルのP20 Proなどと比べると写真のクオリティはやや低め。たとえば以下のように、一見キレイなケーキの写真も、ディテールの再現度の高さはP20 Proに軍配が上がります。また、チップセットに機械学習の処理を担うNPUを搭載していないこともあり、被写体の認識速度もやや遅めでした。花を食べ物と誤認識する確率も、P20 Proより高かったことを観測しています。 ▲上と同じ被写体の一部をP20 Proで撮影。当たり前といえば当たり前だが、クオリティはこちらが上 一方で2万6800円という価格を考えると、かなり上出来な印象も。写真の仕上がりはファーウェイ端末らしく、やや派手目には見えるものの、お値段以上の仕上がりといったところです。この画質を2万円台の端末で実現できてしまうところに、ファーウェイ躍進の原動力がある気がしてなりません。 また、アウトカメラだけでなく、インカメラもAI Cameraに対応しています。セルフィ用のインカメラはnova 3とは異なり、シングルカメラですが、人物の背景をボカすポートレートモードにも対応しています。ビューティレベルの設定も可能で、顔の補正も自然。人には加工していると気づかれない程度の補正具合で、SNSにアップする際にもよさそうです。 ▲セルフィもポートレートモード対応 ソフトウェア面では、Android 9とEMUI 9.0にミドルレンジとしていち早く対応したモデルでもあります。Mate 20 Proと同様、ゼスチャー操作が利用でき、画面を広々と使えるほか、各機能やアプリの利用時間を表示したり、それに基づき利用制限をかけることが可能な「デジタルバランス」にも対応しています。 ▲OSはAndroid 9でEMUIも9.0 DSDV対応ですが、残念ながらau VoLTEはアップデート待ち。mineoなど、au回線を選択できるMVNOでの販売も多いだけに、ここは早期の対応を期待したいところです。 日本でのnova liteシリーズは、もともとMVNO専売としてスタートし、コストパフォーマンスの高さから人気を得てきました。先代の「nova lite 2」はソフトバンクから発売されるなど、必ずしも専売とはいえない状況でしたが、販路をある程度分けることで、「P20 lite」など、他のミドルレンジモデルと売り分けている様子がうかがえます。 逆にいえば、販路が限られているぶん、端末単体として見たときのコストパフォーマンスは高いともいえそうです。このモデルも2万円台半ばと、SIMフリーモデルのボリュームゾーンを実現しており、機能性も十分。現状ではMVNO専売のため、家電量販店の販売ランキングには表れないかもしれませんが、隠れたヒット端末になりそうです。
from Engadget Japanese RSS Feed https://japanese.engadget.com/2019/01/29/2-nova-lite-3-2-1/
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