上半期の相場の振り返り ブラジル、タイ、メキシコ市場がリード 日本、イタリア、中国市場のパフォーマンスが悪かった

5月27日の時点での世界の主要株価指数の年初来パフォーマンスは下のグラフの通りです。

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ブラジル、メキシコなど南米株のパフォーマンスが目立ちました。タイ、ベトナム、インドネシアも健闘しました。

逆に悪かったのは日本、イタリア、中国になります。欧州大陸の株式市場も、総じて冴えませんでした。

今年の僕の相場観は、まず基調としてドル安という考え方から出発しています。

ドル安になると日本株は上がりにくくなります。そう考えたので、日本株はアンダーウエイトを提唱しました。

またドル安局面では、ドル建てで取引されているコモディティの値段は、上がりやすくなります。そう考えたので、原油、ゴールド、穀物などには強気を表明しました。

フェデラルファンズ・レートは引上げられると考えています。金利上昇局面ではグロース株(バイオ、ネット株など)はダメで、むしろオールドエコノミーの株の方が良いというのが相場の定石です。だから素材、エネルギー、市況、工業株が良いと思いました。

その考えに、今でも変更はありません。

ドル/円については目先、106~110円のレンジの中に収まると考えています。なお7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、いよいよ利上げが行われるのが濃厚になってきています。

FRBが利上げした場合、瞬間的にはドル高に振れるかも知れませんが、中期的にみれば趨勢としてのドル安には変わりはないと思っています。

なぜなら、マイルドにインフレになっている国の通貨は、売られやすいという習性があるからです。

アメリカの場合、実体経済の強さに比べて政策金利は緩すぎます。それが今後、インフレがオーバーシュートするリスクの原因となっているし、だからこそドルが弱いのです。




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