今週は週末にイベントを控え、高値圏のもみあいへ

今週は、週末のECB理事会や米9月雇用統計を控え、高値圏のもみあいへ  今週は、109円台前半の円安基調を背景に底堅い動きとなって年初来高値を更新する場面も想定されますが、週末にかけて為替に影響を与えるECB理事会やドラギ総裁の会見やアメリカの9月雇用統計を控えているため、週半ばからは様子見から手控えムードとなる可能性があります。  下落要因としては、欧米のイスラム国への空爆やウクライナ情勢での欧米とロシアの対立などの地政学的リスクがありますが、日本市場においては円安による輸出企業の業績上振れ期待から押し目買い強く、下値は限定的といえます。10月1日の日銀短観は2四半連続で悪化の見込みですが、そうなると現状ではマイナス面がクローズアップされるよりも「消費税10%の引き上げ判断」になるため、市場では追加の金融緩和につながりやすく、円安の流れを後押しすることになります。今週は相場全体が買われるというより、臨時国会もスタートすることでアベノミクス関連銘柄や業績上振れ期待銘柄など個別銘柄中心の相場となる可能性があります。  本日29日(月)は、先週末のアメリカ株高に加え、対ドルで6年ぶりの円安水準を更新したことで△109の16339円と高寄りするものの、利益確定売りが出て上げ幅を縮小する動きとなりました。一時16262円まで下げる場面もありましたが、円が109円台半ばを超える円安加速を材料に持ち直し、△80の16310円で引けました。  先週の予測では、昨年来高値を更新して目標達成感もあり、又円安も一服しておかしくないため、高値圏のもみあいとなることを想定しました。  週初めの22日(月)は、連休の谷間ということもあり円安一服で利益確定売りで▼115の16205円となりました。休日明けの24日(水)はNYダウの2日連続安を受けて16094円まで下落するも押し目買いで▼38の16167円の下げに留まりました。25日(木)は、NYダウの反発と109円台の円安進行で一時16374円と9月19日の16364円の年初来高値を更新し、△206の16374円でした。週末26日(金)は、NYダウの大幅下落を受けて▼144の16729円と反落。結局、高値圏での大きなもみあいとなりました。  今週は、地政学的リスクの高まりがなければ、109円台の円安から今後本格化する決算発表を前に輸出関連企業の業績上振れ期待から押し目買い意欲強く、16000円台前半中心に堅調な動きが想定されます。但し、週末にかけてECB理事会やアメリカの9月雇用統計を控えており、様子見ムードも出るところです。  週明け29日(月)は、先週末のアメリカ株高と対ドルで6年ぶりの円安水準を更新したことで△109の16339円と高寄りしましたが、16344円をつけると利益確定売りに押される動きとなりました。午後に16262円まで下げるものの、為替が109円台後半の動きとなったことで終値は△80の16310円となりました。出来高・売買代金共に減少してきています。 筆者:出島昇(でじますすむ) - 株式会社オフィス出島 代表取締役社長 -  長崎大学経済学部卒業後、サラリーマンを経て九州大学大学院経済学研究科博士課程終了。元長崎女子短期大学講師。バブル崩壊後のドン底の中で、柴田法則に出会って投資法を確立。月刊宝島の独自評価で過去5年間(2004年~2008年)連続して5位内入賞



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