Galaxy S9やNote9だけじゃイヤ!2018年はこんなGalaxyが欲しい!

2018年のサムスン最初のフラッグシップモデルとなる「Galaxy S9/S9+」が早ければ1月か2月にも登場と言う噂が流れています。「Galaxy S8/S8+」が2017年3月末の発表でしたから、さらに繰り上がって登場するようです。そして夏には「Galaxy Note9」が登場することでしょう。 しかしそれだけでは物足りないと思いませんか?ZTEから二画面スマートフォン「AXON M」が発表されたり、世界初の両面スマートフォンを出したYotaからは裏面のE-Inkが高解像度になった「YotaPhone 3」も発表になっています。プロジェクター内蔵やデジカメ型スマートフォンを出してきたサムスンだけに、2018年はあっと驚く新製品を出してほしいもの。 もちろん春と秋のフラッグシップは「Galaxy S9/S9+」「Galaxy Note9」であることは確実です。もしかしたら型番に「X」なんて入れてしまうかもしれませんが、いずれにせよ2017年モデルの「Galaxy S8/S8+」「Galaxy Note8」をさらにパワーアップした製品になることは間違いないでしょう。 Galaxy S9/S9+はリアカメラがデュアルになることは間違いありません。もはやデュアルカメラはトレンド中のトレンド、搭載しない意味がありませんから。しかもレンズの明るさはF1.5クラスのかなり明るいものを搭載するはずです。一方評判の悪いカメラの横の指紋認証センサーですが、S9/S9+では場所を移すにとどまりそうです。本体サイズは現行通りの2種類でしょうが、新たに小型モデル「Galaxy S9 mini」が出てきてもおかしくはありません。 そしてGalaxy Note9はより大きい画面を採用すると考えられます。ディスプレイはエッジ形状のカーブがよりきつくなり、持ちやすさも向上するでしょう。Galaxy Note8は6.3インチですが、Galaxy Note9は6.4インチ、または6.5インチになると考えられます。指紋認証センサーはこのNote9からインフィニティディスプレイ埋め込み型に。クアルコムの技術ではなくサムスン独自の技術が搭載されると考えられます。 それではこの鉄壁の2つのシリーズ以外に、どんな製品が出てきてほしいでしょうか?いろいろなうわさ話や、今のGalaxyラインナップを補完するためにも、ぜひとも出して欲しい製品、あるいは出るかもしれない製品を予想してみました。 (1) Galaxy X (ディスプレイ折り畳み型):実現度80% ディスプレイが折り畳めるスマートフォンについてはサムスンは2013年からその構想をぶち上げています。また2017年9月にはモバイル部門トップのDJコー氏が韓国メディアに「2018年にGalaxy Note向けとして製品化したい」とも話しています。一方では2016年の特許でストレートタイプの携帯電話スタイルの製品を折り畳める構造を提出しています。 折り畳めるディスプレイは技術的にはそろそろ製品化できるレベルに達しているかもしれません。しかし問題はユーザーニーズがあるかどうか、です。普段は小さく、広げると大画面になるとしても、小さい状態でもスマートフォンとして使えなくては意味がありません。そうなるとストレートタイプを折り曲げるデザインの実用性は無さそうです。 一方、ZTEのAXON Mのように開くと大画面になるスマートフォンの需要は今後出てくるかもしれません。ディスプレイのアスペクト比が2:1に近づき、Android OSがマルチウィンドウをサポートした今、2枚の画面を閉じたり開いたりできる製品の実用性は高いでしょう。しかしそれだけを実現するのであれば、ヒンジを使った折り畳み型でも十分なはずです。 むしろ普段持ち運びにくい大型のタブレットが、折り畳むと7インチくらいの大きさになるほうが実用性がありそうです。そのようなことから折り畳み型端末が出てくるとしても、スマートフォンではなくより大画面のタブレットとして出てくる可能性が高いと考えられます。では2018年中にそんな製品は出してくるのでしょうか? 他社が折り曲げ可能なディスプレイのモックアップやコンセプトモデルを展示することが珍しくなくなった今、先進性をアピールするために「稼働可能な試作モデル」を今年中にどこかの展示会に出展する可能性はかなり高いと思われます。 (2) Galaxy Pro X(QWERTYキーボード搭載):実現度70% 今やQWERTYキーボードを搭載したスマートフォンは皆無と言える状況です。ソフトキーボードがあれば物理的なキーボードを使う必要性は無くなったと言えます。とはいえサムスンはGalaxy SとGalaxy NoteシリーズにQWERTYキーボードを後付けできるキーボードカバーを毎年製品化しています。つまりQWERTYキーボード需要は少なからずあると考えているわけです。 また2017年は小型のノートPC型デバイスが大きな話題になりました。GPD Pocketはサブノートとしてしっかりと使えますし、開くとQWERTYキーボードが現れるGemini PDAもクラウドファンディングで資金調達に成功しています。このGemini PDAは18:9のディスプレイを採用しているため、キーボードを開いて出しても横幅はそれほど大きくなりません。2:1のワイド画面は横向きに使う際も優位です。 ということでサムスンにぜひ出し欲しいのが、閉じればフルタッチ、開くとQWERTYキーボードが現れる両面ディスプレイ搭載端末です。価格は15万円と20万円など、かなり高価になるでしょう。でもフルスペックにして高級感を出せば購入者層は一定数出てくるはず。なお過去にサムスンが出していたQWERTYキーボード機には「Pro」の名前が付いていましたが、スペックはミッドレンジでした。2018年にProを名乗るならSnapdragon 845、RAM8GBくらいは余裕でクリアして欲しいものです。 (3) Galaxy Memo (Sペン付きWi-Fi端末):実現度50% Galaxy Noteを初代から使っている筆者がぜひ実現してほしいと思う端末が、Wi-Fiのみを搭載しSペンが使えるGalaxy Noteです。サムスンは以前、GalaxyのボディーにWi-Fiのみを搭載し音楽プレイヤーとして使える「Galaxy Player」という製品を出していました。3GやLTEを搭載しないため価格は安く、日本円で1万円台でも買える製品があったのです。 最新モデルのGalaxy Note8の売りは、Sペンを使った翻訳機能などネットワーク接続を前提としたものが増えています。一方でスクリーン表示オフの状態からすぐにメモをかける「スクリーンオフメモ」や、撮影した写真に手書きで文字やイラストを描き込める「ライブメッセージ」など楽しい機能も搭載しています。Galaxy Note8の価格は10万円以上。しかし高解像度なエッジディスプレイの搭載をやめ、Wi-Fiのみを搭載するペン端末にすれば半額程度に価格を抑えられるはず。 iPhoneユーザーでGalaxy Noteのペンを使ってみたいという人にも勧められる端末になります。そしてSペンの利便性に満足すれば、次にスマートフォンを買い替えるときにGalaxy Noteにする、という人も出てくるかも。低価格なGalaxy Noteが出しにくいのならば、思い切ってWi-Fiのみの製品を出してほしいです。 (4) Galaxy Camera X(光学ズームレンズ内蔵):実現度30% スマートフォンのカメラの高性能化が進んでいるものの、ズームに関しては2倍程度が限界です。高倍率な光学ズームレンズを搭載したスマートフォンはサムスンやASUSが出していましたが、今は無くなってしまいました。しかしスマートフォンでのカメラの利用シーンが広がっている今、高倍率ズームカメラの搭載は必須です。 とはいえサムスンは以前、デジタルカメラを手掛けていたからこそ「Galaxy Camera」「Galaxy Zoom」といった光学ズームレンズ搭載端末を開発できたのでしょう。デジカメ部門から撤退した今、ズーム搭載をするのであればカメラメーカーとのコラボレーションが必要です。ファーウェイがライカ、モトローラがハッセルブラッド、ノキアがカールツアイスと組んでいるように、サムスンもカメラメーカーブランドのスマートフォンを出すのも悪い時期ではないでしょう。 (5) Galaxy Duo X(両画面スマホ):実現度20% ここまでくると実用性より「やってほしい」と思える製品です。YotaPhoneのような2画面端末を製品化できる体力のあるメーカーはサムスンくらいでしょう。実はサムスンはすでに2画面端末を出しています。中国で販売している折り畳み型の高級端末「W2018」などは、フリップ部分が両面利用可能。閉じれば普通のスマートフォンスタイル、開けば携帯電話スタイルでそれぞれの画面が使えます。 但し両面スマートフォンはニーズがなかなか思い浮かびません。YotaPhoneなどは片面が電子ペーパーですが、いまや液晶や有機ELパネルで電子書籍を読むこともそれほど苦にはなりません。サムスンが両面スマートフォンを出すとすれば、片面は通知や付近の情報を表示するインフォメーションパネルや、好みの模様やデザインで彩る着せ替え用途として使える製品になるのではないでしょうか。そうであれば解像度もHDがあれば十分ですから実現は不可能ではないでしょう。 (6) Galaxy Module X (合体式):実現度10% モトローラのmoto modsはスマートフォンに機能を後から合体させて追加できるという、夢のデバイスです。これまでプロジェクター内蔵型スマートフォンなどを出してきたサムスンも、そろそろ手掛けていいはずです。しかしスマートフォン単体のスペックはそれなりに高くなくてはなりませんし、モジュールを全て揃えるとなるとかなりの金額になってしまいます。しかもフラッグシップのS9/S9+/Note9でモジュールが使えるようにする必要も出てきます。 そう考えると、スマートフォン本体に合体できるモジュール製品ではなく、スマートフォンとシームレスに連携できるBluetooth周辺機器を出す方がいいのかもしれませんね。モトローラのようにフラッグシップモデルを合体型にできるのも、販売数を考えるとターゲットユーザー層をある程度絞ることができるからです。 (7) Galaxy Drone(空飛ぶGalaxy):実現度0% 今やドローンは空中撮影が可能なカメラ機能を重視した製品が増えています。Galaxyシリーズには優れたカメラを搭載していますから、それをドローンに展開しないのはもったいないことです。新興メーカーが次々とドローン市場に参入している今、Galaxyブランドのドローンが出てきてもおかしくありません。 個人的にはスマートフォンの裏面に折り畳まれたプロペラを開くとそのまま飛ばせる、なんて端末に期待したいのですが、落下破損が多いドローンだけにスマートフォンそのものを飛ばすのは難しそう。ドローンのコントロールに特化したGalaxy用のアタッチメントを出して、ドローンも自社ブランドで出す、それが一番実現性がありそうです。でもね、旅先で自分のスマートフォンが宙に浮かんで飛び空撮してくれる、そんな製品をどこかのメーカーに作ってほしいのですよ。

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