オーケー、シェイク・シャックは21ドルで値決めされた……JPモルガンは「引けピン型」のIPOの開け方をする投資銀行 寄付きで飛び乗れ!

カルト的人気を誇るハンバーガー・チェーン、シェイク・シャック(ティッカーシンボル:SHAK)が切り上げられた初値レンジ17~19ドルより更に高い21ドルで値決めされました。もともと14~16ドルでマーケティングをキックオフしたわけですから、かなり高いところでの値決めと言わざるを得ません。



しかしシェイク・シャックのライバルのハビット・レストランツ(ティッカーシンボル:HABT)は初日に+120%騰がったので、このシェイク・シャックもそれと同じくらい華々しいデビューになってもおかしくありません。



主幹事のJPモルガンは、いわゆる「引けピン型」のIPOの開け方をする投資銀行として知られています。つまり寄付きは比較的低い位置で初値をつけてしまい、投資家から集まってくる買い余力を、大引けまで引っ張るやり方です。思い出して頂ければ、ゴープロ(ティッカーシンボル;GPRO)がJPモルガンのディールで、やはりこのような開け方をしました。



「引けピン型」の開け方の狙いは、上場初日に飛び乗った投資家に、なるべく損をさせないことを最優先することにあります。



これと対照的にモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスは「寄りピン型」の開け方をします。「寄りピン型」とは、寄付きのクロスを振る前に、出来る限りの買い物を集めてしまい、なるべく高い値段でオープンするやり方です。これだと初値がいきなり+100%とか目を剥くような値段になるので、注目を集めます。そこから慌てて買い注文を入れる投資家も、実はすごく多いので、そういう華々しい開け方の方が安全だという考え方なのです。



そこへいくと「引けピン型」はチョロチョロした、ショボイ開き方をしてしまうケースも多いので、意外に値が伸びないアフター・マーケットでのパフォーマンスを見て、心変わりした投資家(=そういう目先筋のことをフリッパー、つまり「覆す人」といいます)から投げが出やすいのです。



しょせんIPOの上場初日は博打(ばくち)です。だから「この方法を取れば、必ず勝つ」という方程式はありません。でもボク個人としてはJPモルガンの引受業者としてのクセを知っているので、このディールは寄付きで飛び乗ります。







from Market Hack http://markethack.net/archives/51953827.html

via IFTTT

コメント

このブログの人気の投稿

【Amazonサイバーマンデー】iPad(第8世代)用のSmart Keyboardが10%OFFとか珍しくない?

ESTメールマガジン 第71号

Googleクラウドに小売業向けに特化した新サービス