株価上昇、全般的にドル買い強まる

四半期末のポジション調整終了か 昨日の海外時間には各国株価が大きく上昇する中全般的にドルが買われました。 欧州時間序盤、米長期金利が上昇したことから全般的にドル買いが強まって、ドル円は119.80円付近まで上昇し、ユーロドルは1.0820付近まで、ユーロ円も129.30円付近まで下落しました。その後米長期金利が反落すると、ユーロドルは1.0870付近まで反発しましたが、ドル円はほとんど動かなかったため、ユーロ円は130.10円台まで上昇しました。 NY時間にはいって、米長期金利は方向感のない動きとなって上下しましたが、発表された米・2月個人所得、米・2月PCEコア・デフレータ、米・2月中古住宅販売保留指数が予想よりも強い結果だったことから、各国株価が上昇する中全般的にドルが買われ、ドル円は120.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.0860付近まで買い戻される場面もありましたが、1.0810付近まで下落幅を拡大しました。 東京時間にはいってからは、日経平均が寄り付きの上昇幅を縮める展開となっていますが、ドル円は堅調な動きが続いています。しかしユーロドルが弱含んでいることからユーロ円では円買いが優勢となっています。 今日の海外時間には、独・2月小売売上高指数、独・3月雇用統計、英・第4四半期経常収支/GDP、ユーロ圏・3月消費者物価指数、ユーロ圏・2月失業率、米・1月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・3月シカゴ購買部協会景気指数、米・3月CB消費者信頼感指数の発表のほか、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁、メスター・米クリーブランド連銀総裁、ジョージ・米カンザスシティー連銀総裁の講演が予定されています。 ドル全体の強さを表すドル指数は、先週木曜日に最近の安値を付けたあと、反発が続いています。四半期末のポジション調整が終わったと考えれば、今後もドル高の流れが継続する可能性が高いと予想できます。今日は多くのFRB地区連銀総裁が発言をしますが、ドル高への懸念が強調された場合はドル買いが弱まると予想できますが、金利正常化へ前向きな姿勢が強調されればドルが一段高となるでしょう。 筆者:高野やすのり(たかのやすのり) - (株)FXプライムbyGMOチーフストラテジスト -  慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライム byGMOチーフストラテジスト。



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