私たちがこの100年で、失ったものって何だろう? 自然とともにある暮らしを撮り続ける「民映研」に聞く、日本人の根底にある豊かさ

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どこに住み、どんな暮らしをつくるのか。本当に必要なものは何か。「暮らしのものさし」は、株式会社SuMiKaと共同で、自分らしい住まいや好きな暮らし方を見つけるためのヒントを提供するインタビュー企画。こちらの記事は、社会から降りて自由に生きる、そんな生きかたのリテラシーを探る連載「消費されない生きかた」との共同企画です。

みなさんは、たとえば100年前に私たち日本人がどんな暮らしをしていたか、知っていますか?

1900年頃というのは、明治時代の中頃。日本は、農業中心の国から工業中心の国へと変わろうとしていた時代です。東京の銀座や丸の内には煉瓦街ができ、日本で初めてのエレベーター付きのビルや公衆電話ができたのもこの頃でした。

一方で、都市部においても電気やガス、水道などはまだ家庭に届いておらず、水は井戸から汲み、食事は薪や炭を燃やしてつくり、油をつかった行燈(あんどん)で明かりをつけていました。里山では、斧などの道具で木を切り倒して家をつくっては、川から水を引き込み、火をおこして暖をとって、山や川からとれる食べ物でつつましく暮らしていたのでした。

たった100年の間に、劇的に変わったともいえる、私たち日本人の暮らし。その過程で失われてしまったものの中に、未来をつくるためのヒントがあるような気がしてなりません。

そこで今回は、自然とともに生きる人々の暮らしを撮り続ける「民族文化映像研究所」(以後、民映研)の番頭をつとめる箒有寛(ほうき・ありひろ)さんに、その失われてしまったものについて聞き、現在・未来の私たちの暮らしに役立つヒントを探ることにしました。 (さらに…)



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