FRBは利上げへの準備を完了 あとは雇用統計次第 債券、株は急落へ

連邦準備制度理事会(FRB)の面々はジャクソンホール・シンポジウムで入れ替わり立ち代わり「利上げへの準備は整った」と声を一つにして市場をけん制しました。

あとは9月2日に発表される非農業部門雇用者数が+19万人を上回るかどうかにかかっています。これが+19万人を上回れば、9月21日に利上げがあります。

もし下回った場合は、年内の利上げに向けて、仕切り直し、引き続き今後の雇用統計を注視するという展開になります。

債券と株式は、9月2日の数字がどうであれ、調整局面に入るでしょう。

djia

とりわけ9月2日の非農業部門雇用統計の数字が強かった場合、レイバー・デーの3連休に突入してしまうので、夏休みの閑散としたトレーディング・デスクを預かっている「二軍」から構成される留守番スタッフは、慌てると思います。「あれよ、あれよ」という間に、相場がとんでもない方向へ転びやすいセットアップです。

繰り返せば、FRBは伝統的な、金利を上げ下げするという手法で、マーケットを操ってゆくというメッセージをハッキリ出したのです。いまから利上げを開始すれば、非伝統的で奇をてらったやり方をしなくても、次のリセッションまでに何とかメリハリの効く水準まで政策金利を引き上げることができる、、、本音は、そこです

債券や株は、そういうシナリオに対する準備が出来ていないと思います。

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